能代市議会一般質問 > 2021年 > 9月定例会

羽越新幹線誘致に向けた市の取組と進捗状況について

※下記のやりとりは議事録から抜粋したものであり議会の公式記録ではありません。

羽越新幹線誘致に向けた市の取組と進捗状況について、お尋ねいたします。
今年6月に羽越・奥羽新幹線関係6県合同プロジェクトチームによる調査結果の報告がありました。当プロジェクトチームは、羽越・奥羽新幹線の早期実現に向け、青森、秋田、山形、新潟、富山の沿線6県が連携した調査研究に特化した組織体であり、政府に対する要望・提案を取りまとめるほか、該当地域の機運醸成を図ることを目的としています。具体的な活動として「費用対効果の算出」、「整備手法の研究」、「新幹線を活用した地域ビジョンの策定」に関わる調査研究を実施しています。
平成29年度より全15回の会議を経て先般の報告では、複線・高架整備時の試算に加え、「単線・土構造等」による整備費用の積算もしており、将来人口、経済成長、運行速度等の推計を基にした将来の需要予測から費用対効果を算出しています。その結果、富山〜青森間の羽越新幹線では費用対効果が整備手法により 0.53~1.21 となり、奥羽・羽越の両線を同時整備した場合には、 費用対効果 0.47~1.08 となりました。ここでの重要な視点は、盛土や単線整備など効率的な整備手法を活用することで、奥羽・羽越の両線ともに、いわゆるフル規格新幹線整備であっても費用対効果が1を超えたという結果であります。
羽越新幹線が整備されることで、コロナ後を見据えた分散型社会への転換、新幹線ネットワークの充実・強化による新たな“広域交流圏”の形成、国土強靭化・リダンダンシーを担うことが可能となります。また能代地域が停車駅となることで新たな生活圏、経済圏の可能性が広がるほか、災害時の代替ルートして機能することも期待されます。
しかしながら現在、秋田県内における羽越新幹線誘致の活動が目に見えず、その進捗状況が不透明であります。仮に羽越新幹線が整備新幹線となった場合においても、能代地域に停車しないとなれば全く意味がございません。つきましては、現状、市としてどのような取組や関わりを持たれているのか誘致に向けた進捗状況をお知らせください。

羽越新幹線誘致に向けた市の取組と進捗状況は、についてでありますが、秋田県、県内市町村、県内経済界等が一体となって、奥羽新幹線及び羽越新幹線の整備の促進を図ることを目的に、「秋田県奥羽・羽越新幹線整備促進期成同盟会」が平成28年9月に設立され、本市も会員となっております。今年4月に書面で行われた総会では、前年度の事業実績として、国等への要望活動の実施、整備促進に向けた若者との意見交換会、沿線6県との合同プロジェクトチームによる調査・研究、普及啓発リーフレット及びのぼりの制作・配布について報告がありました。
また、今年度の事業計画として要望活動等の実施に加え、奥羽新幹線及び羽越新幹線の着工に向け、基本計画路線から整備計画
路線への格上げを目指した運動の加速化、整備に必要な財源の確保について、強力に国等へ働きかけていくことを議決しておりま
す。
市といたしましては、引き続き、本期成同盟会の一員として、奥羽新幹線及び羽越新幹線の整備促進に努めてまいりたいと考えております。

プロフィール

     

佐藤ともかず【完全無所属】

     

前・能代市議会議員(2014〜2022)。昭和53年(1978年)1月31日 能代市生まれ。44歳。能代市河戸川在住。趣味はNBA観戦(UTAH JAZZ)、読書、温泉、弓道&民謡に興味あり。秋田高専を卒業後、国交省(旧建設省)に勤務。その後IT関連企業を経て大阪より2008年に帰能。地域のIT力向上を目的にweb制作を主軸とした合同会社ゴーゴーウェブマーケットを設立。2016年1月に代表を退き、新たに不登校支援のフリースクール・フレスクを2018年7月に設立。代表を務めたが2019年4月に一般社団法人を設立し代表を退く。現在は家業の通所介護施設「長崎デイハウスふあり」の生活相談員として勤務。視点は常にニュートラル(中道右派)

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