能代市議会一般質問 > 2021年 > 6月定例会

緊急小口資金等コロナ禍における特例貸付けの申請実績を受け、市としてどのような支援が必要と考えるか

※下記のやりとりは議事録から抜粋したものであり議会の公式記録ではありません。

緊急小口資金等コロナ禍における特例貸し付けの申請実績を受け、市としてどのような支援が必要と考えるか、お聞きいたします。まずは生活福祉資金の特例貸付制度でありますが、新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少し生活に困窮する方を対象に貸付を行う制度であり、緊急小口資金と総合支援資金の2種類がございます。緊急小口資金は当座の生活のための緊急かつ一時的な生活費として必要な方を対象に貸付上限20万円、償還期限2年以内、無利子、保証人不要の制度であります。また総合支援資金は生活再建までの一定期間の生活費が必要な方を対象に、貸付上限単身世帯15万円×3ヶ月、2人以上の世帯20万円×3ヶ月とし、償還期限10年以内、無利子、保証人不要の制度であります。いずれも申請窓口は市区町村の社会福祉協議会となり、申請期限は令和3年6月末まで延長されております。先月の地元紙では当制度の申請において、秋田県が他県に比べ不承認・審査中の割合が高いとの報道がありました。これを受け当局を通じ能代市社会福祉協議会での申請実績を確認したところ、令和2年度における緊急小口資金の申請件数は71件に対し、貸付決定は64件、不承認7件となっており、総合支援資金では、申請件数18件に対し、貸付決定は14件、不承認が4件とのことでありました。申請件数自体が大きな値ではないため一概に割合を比較することは困難でありますが、不承認の件数を含め、申請者がこれだけ存在したという実態からは、未だ生活の立て直しに窮する市民がいるのではないかといった不安がぬぐえません。能代市においては感染拡大を防止するため依然外出控えが見受けられ、市内経済への影響も長期化しております。つきましては、特例貸付の申請実績を鑑み、市としてどのような支援が必要と考えるか、市長のご所見をお伺いいたします。

緊急小口資金等コロナ禍における特例貸し付けの申請実績を受け、市としてどのような支援が必要と考えるか、についてでありますが、本市での特例貸し付けの実績は、従来の緊急小口資金等貸し付け件数を大きく上回る申請があり、コロナの影響は少なくないものと認識しております。
本制度は緊急かつ一時的な生活資金を貸し付けるものでありますが、本市との連携事業として開設している社会福祉協議会の相談窓口では、本制度の受付のみならず、様々な事情による生活困窮の相談があることから、個々の生活実態や不安に寄り添いながら関係機関等へ繋ぎ、生活困窮者に対する複合的な支援を行っております。また、国では特例緊急小口資金等の再貸し付けを終了された方や、不承認とされた世帯など、特例貸し付けを利用できない生活困窮世帯に対し、新たな支援金制度を検討しております。市としましては、国の動向を注視してまいりたいと考えております。

2番の緊急小口資金等、コロナ禍における特例貸付けの申請実績を原資としてどのような支援が必要と考えるか。こちらの再質問でございますが、こちらも今後まず、国の動向を注視しながら、どのような支援ができるか考えていきたいという話でありましたが、今回の緊急小口資金もそうなのですが、コロナ禍を要件とするあらゆる支援の対象が、その今の困窮状況がコロナ禍が原因なのか、それ以前からそうなのかで、大分この申請が認められていないような状況にあるとのことであります。
 そういった方々が中にはいらっしゃるようなのですが、私はそれがまたちょっと解釈として違うのではないかなと。このコロナ禍が中長期化する中において、やはりその再就職にもお困りの方、当然いらっしゃるでしょうし、そういった方々は、やはり緊急小口資金も含めて何らかの支援が必ず必要だと思っております。
 その中で、国の対策を待つのではなく、市としてできることがあるのではないかといった意味合いで今回質問をさせていただきました。その点については、市長どのようにお考えでしょうか。

先ほど答弁でもお話ししたとおり、今、国が考えていますのは、特例の緊急小口資金のほかに、新たな制度をつくろうとしていますから、その国がつくる制度に、例えば市で、そういうものを必要としている人たちがのることができるのかどうか。のれないのであれば、市としては、それ以外の制度をつくらなければいけません。
 ですから、今、国が用意しようとしている制度がどういう制度なのかということを見極めた上で、足りなければ、市でもって上乗せの制度をつくらなければいけない。同じであれば、国の制度を周知しながら一緒にやっていく。そういうことで、御理解いただきたいと思います。

プロフィール

     

佐藤ともかず【完全無所属】

     

前・能代市議会議員(2014〜2022)。昭和53年(1978年)1月31日 能代市生まれ。44歳。能代市河戸川在住。趣味はNBA観戦(UTAH JAZZ)、読書、温泉、弓道&民謡に興味あり。秋田高専を卒業後、国交省(旧建設省)に勤務。その後IT関連企業を経て大阪より2008年に帰能。地域のIT力向上を目的にweb制作を主軸とした合同会社ゴーゴーウェブマーケットを設立。2016年1月に代表を退き、新たに不登校支援のフリースクール・フレスクを2018年7月に設立。代表を務めたが2019年4月に一般社団法人を設立し代表を退く。現在は家業の通所介護施設「長崎デイハウスふあり」の生活相談員として勤務。視点は常にニュートラル(中道右派)

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