能代市議会一般質問 > 2019年 > 12月定例会

バス停留所の雨よけ設置について

※下記のやりとりは議事録から抜粋したものであり議会の公式記録ではありません。

『バス停留所の雨よけ設置について』お聞きいたします。
本市での公共交通のあり方では、今後の運転免許証返納者の増加や高齢化社会を見据え、買い物、通院など、生活に欠かせない役割を果たすため事業の拡大や効率化が求められております。今年3月には、より利便性の高い、持続可能な交通ネットワークの構築や維持を目的に「能代市地域公共交通網形成計画」を策定されました。
計画の中では、本市を取り巻く高齢化率も示されており、27年度国勢調査時の統計として、秋田県全体の平均が33.6%に対し、能代市37.5%、八峰町43.3%、三種町40.0%、藤里町44.9%と周辺のいずれの自治体も秋田県全体の平均値を上回っていることがうかがえます。
このように本市のみならず周辺自治体でも高齢化が進行する中、公共交通の重要性は増すばかりである一方、慢性的に働き手不足が継続するであろう見通しのさなかにおいては、適切な交通手段への集中的な対応が必要不可欠であると考えられます。特にバス需要については、「利用のわかりやすさ」や「中距離への安価な運賃」などの優位性があり、今後の公共交通空白地への適用や巡回ルートのブラッシュアップ等により、一層住民のニーズにフィットしていく可能性を秘めております。
ただ今回の一般質問で提起したい課題は野ざらしのバス停留所についてであります。雨天時や降雪時のバスを待つ住民を見かけるのは心苦しく、せめて雨風をしのげる屋根等があればとの声もいただいております。本市には、路線バス16路線、コミュニティバス4路線、巡回バス2路線がございます。すべての停留所とはいかないまでも、まずは乗降の利用実績が多い停留所から、整備の対応をご検討いただきたくお聞きするものであります。

次に、バス停留所の雨よけ設置についてでありますが、現在、
路線バス運行事業者や周辺自治会等が設置した一部のバス停留所
を除き、大多数のバス停留所には待合所が無く、野ざらしの状況
にあります。
路線バス運行事業者に伺ったところ、これまでも周辺自治会等
から、バス停留所への待合所の設置に関する要望が寄せられるこ
とがあったとのことでありますが、利用者の減少により厳しい経
営が続く中、積雪や強風に十分耐えられる構造の設備を設置する
必要があること、安全に乗降できる場所でなければならないこと
、設置や維持管理に多額の費用がかかること等から、近年は待合
所を設置していないとのことでありました。
また、すでに設置されている待合所では、設置の経緯が不明と
なっているものが多くあり、老朽化に伴い、誰が修繕や撤去を行
うかが問題になっている例もあるとのことでありました。
こうした中、市といたしましては、能代市地域公共交通網形成
計画において、「それぞれの地域で公共交通を身近なものとして
捉え、バス停留所等の維持管理や美化に取り組む機運を高めるこ
と」を目指し、自治会等に対する支援を検討することとしており
ますので、地域からバス停留所への屋根等整備の要望があった際
には、路線バス運行事業者や周辺自治会等と協議しながら、その
手法について検討してまいりたいと考えております。

プロフィール

     

佐藤ともかず【完全無所属】

     

前・能代市議会議員(2014〜2022)。昭和53年(1978年)1月31日 能代市生まれ。44歳。能代市河戸川在住。趣味はNBA観戦(UTAH JAZZ)、読書、温泉、弓道&民謡に興味あり。秋田高専を卒業後、国交省(旧建設省)に勤務。その後IT関連企業を経て大阪より2008年に帰能。地域のIT力向上を目的にweb制作を主軸とした合同会社ゴーゴーウェブマーケットを設立。2016年1月に代表を退き、新たに不登校支援のフリースクール・フレスクを2018年7月に設立。代表を務めたが2019年4月に一般社団法人を設立し代表を退く。現在は家業の通所介護施設「長崎デイハウスふあり」の生活相談員として勤務。視点は常にニュートラル(中道右派)

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