
南地区における公共交通空白地域の改善についてお聞きいたします。現在、旧市内及び向能代地域においては、巡回バスとして、はまなす号としののめ号が整備され、東部地区ではデマンド型タクシーが、二ツ井地域ではコミュニティバスが運行し、主に高齢者の生活の足として機能しております。しかしながら、南地区においては、旧国道7号を通過する路線バスが1路線のみの運行となっており、バス停までの距離や煩雑な乗りかえが生じ、高齢者が特に必要とする買い物や通院など、日常的な利用において著しく不便が生じております。
つきましては、今後増加する認知症高齢ドライバーへの対応や、運転に自信がなくなったドライバーが安心して免許証を自主返納できる環境整備を求め、次の2点について質問いたします。
1、運転免許証の自主返納を検討する高齢者のニーズをどう把握するか。
2、南地区において巡回バス等の交通網整備を早期に行う考えは。
つきましては、今後増加する認知症高齢ドライバーへの対応や、運転に自信がなくなったドライバーが安心して免許証を自主返納できる環境整備を求め、次の2点について質問いたします。
1、運転免許証の自主返納を検討する高齢者のニーズをどう把握するか。
2、南地区において巡回バス等の交通網整備を早期に行う考えは。

南地区における公共交通空白地域の改善についてのうち、運転免許証の自主返納を検討する高齢者のニーズをどう把握するかについてでありますが、市では今年度、能代市地域公共交通網形成計画の策定に際し、市内3,000世帯の18歳以上の方を対象としたアンケート調査を実施しております。
その設問には運転免許証返納の意向も盛り込んでおり、これに対する回答結果は、「今のところ考えていない」が83.2%、「今現在考えている」が3.1%、「今後考えたい」が10.8%であり、年代別では60代で返納を意識し始め、70代から具体的に考える傾向が見られました。
また、「公共交通の今後の利用」との設問に対する回答は、「車の運転ができなくなったら利用頻度が高くなると思う」が41.7%と高い割合となっており、運転免許証の返納を検討する高齢者の公共交通利用に対するニーズは高いと推測されます。
こうした結果から、運転免許証返納後においては移動手段を確保することが高齢者の安全・安心な暮らしを支えるために必要であり、公共交通はその重要な役割を担うと考えております。
次に、巡回バス等の交通網整備を早期に行う考えはについてでありますが、高齢化が進み、運転免許証返納者がふえていく中で、日常生活に欠かせない移動手段の確保は重要な課題であると認識しております。
能代市地域公共交通網形成計画の策定を進めている中で、アンケート調査の結果等からさまざまな課題が浮き彫りになってきており、その中でも公共交通空白地域の解消は優先度が高いと考えております。
南地区においても、浅内・河戸川の一部や大内田の一部等が空白地域となっておりますが、市内にはこのほかにもこうした地域が点在しております。
このため、現在の公共交通網を維持しながら、それぞれの地域の現状や市民ニーズを把握し、巡回バスに限らず、路線バスと乗り合いタクシーの組み合わせ等、効果的で効果が高い手法を検討する必要があります。
公共交通の充実に関する要望は各地域から寄せられており、市といたしましては、今回のアンケート結果や能代市地域公共交通活性化協議会の御意見等を踏まえ、持続可能な公共交通網の構築に取り組んでまいりたいと考えております。
その設問には運転免許証返納の意向も盛り込んでおり、これに対する回答結果は、「今のところ考えていない」が83.2%、「今現在考えている」が3.1%、「今後考えたい」が10.8%であり、年代別では60代で返納を意識し始め、70代から具体的に考える傾向が見られました。
また、「公共交通の今後の利用」との設問に対する回答は、「車の運転ができなくなったら利用頻度が高くなると思う」が41.7%と高い割合となっており、運転免許証の返納を検討する高齢者の公共交通利用に対するニーズは高いと推測されます。
こうした結果から、運転免許証返納後においては移動手段を確保することが高齢者の安全・安心な暮らしを支えるために必要であり、公共交通はその重要な役割を担うと考えております。
次に、巡回バス等の交通網整備を早期に行う考えはについてでありますが、高齢化が進み、運転免許証返納者がふえていく中で、日常生活に欠かせない移動手段の確保は重要な課題であると認識しております。
能代市地域公共交通網形成計画の策定を進めている中で、アンケート調査の結果等からさまざまな課題が浮き彫りになってきており、その中でも公共交通空白地域の解消は優先度が高いと考えております。
南地区においても、浅内・河戸川の一部や大内田の一部等が空白地域となっておりますが、市内にはこのほかにもこうした地域が点在しております。
このため、現在の公共交通網を維持しながら、それぞれの地域の現状や市民ニーズを把握し、巡回バスに限らず、路線バスと乗り合いタクシーの組み合わせ等、効果的で効果が高い手法を検討する必要があります。
公共交通の充実に関する要望は各地域から寄せられており、市といたしましては、今回のアンケート結果や能代市地域公共交通活性化協議会の御意見等を踏まえ、持続可能な公共交通網の構築に取り組んでまいりたいと考えております。

先ほどの御答弁の中では、現在のアンケート結果に基づき比較的前向きな答弁をいただけたかなと感じておりますが、再度返す返すで恐縮ではございますが、南地区におきましては全く公共交通というものがない状況でありますので、一刻も早い対応を求めたいと思います。市長の考えを改めてお聞かせください。

これは恐らく南地区ということだけではなくして、今だんだん高齢化が進んできて、そういう移動手段というものを確保しなければならないということが大きな課題になってきていると思います。ですから、そういった現状をしっかりと認識しながら、こういうアンケート調査、また、委員会等の皆様方の御意見を参酌しながら、そういうしっかりとした計画を整備していく必要があるだろうと思っております。

確かに南地区においての問題だけではなく、現在、免許更新時には75歳以上を対象に認知機能検査が実施されているようであります。この検査を受けて認知症の疑いがあるという方の約1割程度しか免許を返納されていないという現状があるそうですので、これからますます怖い社会に突入するなという感を受けておりますので、ぜひともそういった不安を持たれるドライバーが安心して返納できる社会を整備していただきたいと思います。