能代市議会一般質問 > 2015年 > 3月定例会

冬期通学路の安全対策について

※下記のやりとりは議事録から抜粋したものであり議会の公式記録ではありません。

冬期通学路の安全対策についてお伺いいたします。我が市は御存じのとおり日本海に面した風光明媚な恵まれた自然環境がある一方で、冬期には吹雪によりわずか数メートル先が真っ白で見えなくなるようなこともある非常に危険な側面を持つ地域でもあります。このような状況下、多くの通学路においてもその安全性が確保されているのか。また、危険箇所の把握は行われているのか。現状と今後の課題・整備計画についてお伺いいたします。
 まずは、市民より複数の御要望をいただいております市道河戸川相染森線と旧県道との交差点の信号があるカーブ付近ですが、この地点においては私もよく利用する区間であり、冬期間においては車道に吹きだまりが形成されるなど、極めて危険な状態になることもあります。さらに、当該箇所は子供たちの通学路でもあるため、万が一のことを想定しますと防雪柵等の対策が急務であると考えます。予算捻出等さまざまな課題はおありと思いますが、早期着工について当局のお考えを伺います。
 また、そのほかの通学路においても同様の課題があり、かつ未整備の箇所があれば実態と今後の整備計画について教えてください。次の2点についてお伺いいたします。
 1、市道河戸川相染森線へ防雪柵設置の予定はあるのか。
 2、防雪柵等が未整備の冬期危険通学路に対する実態把握状況と今後の整備計画はどのようになっているのか、お示しください。

冬期通学路の安全対策についてのうち、市道河戸川相染森線へ防雪柵設置の予定はあるのかについてでありますが、先ほどの質問でもお答えしておりますが、防雪柵は吹きだまりや吹雪により通行に支障を来すおそれがある箇所に設けており、現在、固定式、仮設式を含め約11.2キロメートル設置しております。市道河戸川相染森線は、市道芝童森浅内線から赤沼1号線に接続し、国道7号に通ずる延長1,628メートル、幅員11メートルの幹線道路で、左側には3メートルの歩道があり、通学路として利用されております。
 市では、冬期における市民生活や地域の産業経済活動に影響がないようパトロールを行い、吹き溜まりや吹雪により通行に支障を来すおそれがある路線については、除雪車の出動により道路交通の安全確保に努めております。防雪柵の設置につきましては、他の地区においても同様の御要望があり、交通量や道路状況、隣接する土地所有者の意見もお聞きしながら、今後、仮設式防雪柵の設置を含め検討してまいりたいと考えております。

佐藤議員の冬期通学路の安全対策についての御質問のうち、防雪柵等が未整備の冬期危険通学路に対する実態把握状況についてお答えいたします。本市では、能代市通学路安全推進会議を設置し、各校から報告された通学路危険箇所について、市教育委員会や学校、道路管理者、能代警察署等による合同点検を実施することにより、冬期間を含む通学路の危険箇所を把握し、対策を検討しております。今年度、学校から歩道の除雪や自動車のスリップ対策等、冬期間における通学路の改善要望が幾つかありましたが、防雪柵等の整備に関する要望はありませんでした。市教育委員会では、冬期間における通学路の安全対策について、今後も推進会議において検討していだたくとともに、学校からの要望については、随時関係機関に対応を依頼していきたいと考えております。以上であります。

防雪柵の3番の1ですが、こちら、防雪柵設置、仮設のものを検討予定だということではございましたが、こちらは費用以外にどのような課題とか障害があるのか、もしあれば教えてください。
 あとは3の2番です。今後の整備計画に関連して再質問させてください。例えば防雪柵なのですけれども、能代市は木都でもあります。ここでひとつ提案なのですが、例えば木都らしく、木質の防雪柵、こういったもの、全国で事例がございますので、そういったものを整備することで景観にも配慮された施策になるのではないかなと考えておりますが、こちらに関してはいかがでしょうか。

防雪柵の費用以外の課題というのはいろいろあるのですが、一つは、先ほど言ったように、防雪柵につきましては非常に多くの要望が来ております。その中でプライオリティーどうつけていくかというのが一つです。それからもう一つは、やはり先ほどもお話ありましたように、通学路ですから、子供たちの安全・安心ということをどう加味していくか。それともう一つは、河戸川相染森線は御承知のとおり、東西なのですね。風南北に吹くだけならいいのですけれども、海から山ということになっていくと西から東にも吹きまして、南北に防雪柵をつけても全く効果のない日が出てきます。ですから、前の質問でもお答えさせていただきましたけれども、そういったことも勘案した上で、どうやったら効果のある施策ができるのかということを研究させていただきたいと思います。
失礼しました。防雪柵の木質化については、確かに木都能代としては非常に宣伝効果があると思います。ただ、御承知のとおり、防雪柵は非常に抵抗性の強いところにつくるものですから、その辺の研究課題があろうかと思います。以前、ガードレールを木質にしまして、中に鉄を入れまして、木のガードレールというものをつくったのです。ところが、実際、ガードレールをつくってみますと、一つは、耐久性の問題、車がぶつかったりしたときに壊れやすい。それからやっぱり耐用年数が短いのですね。そういったところもクリアしなければいけないと思いますが、木質化への技術というのは非常に発達していますので、いずれはそういう木を使った防雪柵というものも可能になると思いますが、今の段階ではすぐ活用できるという段階ではないと思います。

プロフィール

     

佐藤ともかず【完全無所属】

     

前・能代市議会議員(2014〜2022)。昭和53年(1978年)1月31日 能代市生まれ。44歳。能代市河戸川在住。趣味はNBA観戦(UTAH JAZZ)、読書、温泉、弓道&民謡に興味あり。秋田高専を卒業後、国交省(旧建設省)に勤務。その後IT関連企業を経て大阪より2008年に帰能。地域のIT力向上を目的にweb制作を主軸とした合同会社ゴーゴーウェブマーケットを設立。2016年1月に代表を退き、新たに不登校支援のフリースクール・フレスクを2018年7月に設立。代表を務めたが2019年4月に一般社団法人を設立し代表を退く。現在は家業の通所介護施設「長崎デイハウスふあり」の生活相談員として勤務。視点は常にニュートラル(中道右派)

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