能代市議会一般質問 > 2015年 > 6月定例会

飼い主の不明な猫等の対応について

※下記のやりとりは議事録から抜粋したものであり議会の公式記録ではありません。

飼い主の不明な猫等の対応についてお伺いいたします。私自身も無類の猫好きでありますが、明らかに飼い主が不明と思われる野良猫に遭遇いたしますと、とても悲しい気持ちになります。特定の地区においては、その数が何匹にも及び、周辺住民への悪臭問題や不衛生な環境ができあがってくるほか、急な飛び出しによる交通事故等、人命にもかかわってくる事態にもなりかねません。動物愛護の観点からも、すぐに保健所に引き取ってもらうのではなく、当然殺処分ゼロを目指すべきであり、そのためには、まずは餌を与えない、与えさせない、不妊など手術への助成制度の整備など、不幸な猫を減らす努力が我々には必要ではないでしょうか。そこで、次の事項についてお伺いいたします。
 1、野良猫が多く住みついている地域の把握状況は。
 2、野良猫の繁殖を防ぐための現状と今後の対応は。
 以上、通告に基づき第1質問を終わります。御答弁をよろしくお願い申し上げます。

飼い主の不明な猫等の対応についてのうち、野良猫が多く住みついている地域の把握状況はについてでありますが、猫に関しては、動物の愛護及び管理に関する法律及び秋田県動物の愛護及び管理に関する条例に基づき、能代保健所が能代山本圏域における相談を受けつけ、対応しております。市に対しても、市民の皆様から猫に関する相談、苦情が寄せられており、その都度、能代保健所に報告し、協力できる範囲で対応しているところであります。野良猫が多く住みついている地域の状況は特に把握いたしておりません。
 次に、野良猫の繁殖を防ぐための現状と今後の対応はについてでありますが、無責任で安易な餌やり行為は無秩序な繁殖を招き、さらにかわいそうな野良猫をふやすことになります。野良猫の苦情があった場合には、現地を確認し、原因者が特定できる場合は注意、指導を行っています。また、猫については犬のように登録制度がないことから、飼い猫と野良猫の判断がつかない場合が多く、原因者が特定できない場合もあることから、野良猫には安易に餌を与えないなどの注意を促したチラシを該当地域内に配布、または自治会等での回覧を行うなどし、野良猫の繁殖を防ぐための対応をしております。能代保健所によりますと、飼い猫は飼い主に対して指導できるが、野良猫に関しては困難であり、また野良猫の捕獲に関する法令等がない上に、動物愛護団体からは処分反対の苦情が寄せられていることもあり、対応に苦慮していると伺っております。本来、野良猫が存在しない社会が望ましいことではありますが、今後も能代保健所と相談、連携しながら、動物を飼うことの責任と飼育マナーについて、機会あるごとに広く市民の皆様へ周知を図り、啓発活動に努めてまいりたいと考えております。

プロフィール

     

佐藤ともかず【完全無所属】

     

前・能代市議会議員(2014〜2022)。昭和53年(1978年)1月31日 能代市生まれ。44歳。能代市河戸川在住。趣味はNBA観戦(UTAH JAZZ)、読書、温泉、弓道&民謡に興味あり。秋田高専を卒業後、国交省(旧建設省)に勤務。その後IT関連企業を経て大阪より2008年に帰能。地域のIT力向上を目的にweb制作を主軸とした合同会社ゴーゴーウェブマーケットを設立。2016年1月に代表を退き、新たに不登校支援のフリースクール・フレスクを2018年7月に設立。代表を務めたが2019年4月に一般社団法人を設立し代表を退く。現在は家業の通所介護施設「長崎デイハウスふあり」の生活相談員として勤務。視点は常にニュートラル(中道右派)

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