何日か前に地元紙で秋田県議会の政務活動費の使われ方が掲載されていたので、
良い機会と思い能代市議会の政務活動費についてもご報告いたします。
秋田県議会では年間336万円の政務活動に関わる経費が支給されます。
もちろん使わない分については返還となります。
政務活動費とは、よく耳にするとは思いますがいわゆる議員の活動経費と思ってください。
ただなんにでも経費になるわけではなく、議員活動に関わる会議費や研究費、資料作成費など
使途が限られており、常識的な範疇でしか取り扱うことが出来ません。
さてさて、能代市議会の政務活動費はどのくらいなのでしょうか。
県が336万円だと、市では100万円程度でしょうか。
いえいえ、なんと月額1万円の年間12万円です。
(選挙があった年は5月から起算し11ヶ月分の11万円となります。)
確かに県での議員活動は広域、専門的になることが多く、旅費だけでも相当なものではないでしょうか?
それに対し能代市は一番遠い距離でも1時間程度。(ex:能代〜田代間)
活動範囲が原則限られるということでこの上限も納得です。
ただ多くの市議が不足分を持ちだしているという現状もある以上、見直していただきたい気持ちもありますが
能代市の予算規模を考えると難しいことろですし、議員もそれを理解し自腹を切らなければいけません。
兵庫の議員がおかしな政務活動費を申請し、そのニュースが世界を駆け巡っていますが
このような議員がいる以上、世間の政治不信は一向になくならないはずです。
領収書を必ず添付、受理する事務局も怪しげな申請には必ず領収書の発行元に連絡する等、
管理体制の強化がより必要ではないでしょうか?
市民から預かっている血税=活動経費を、何倍にも地域に還元する気概と行動が求められます。