能代市議会一般質問 > 2014年 > 12月定例会

観光政策の取り組みについて

※下記のやりとりは議事録から抜粋したものであり議会の公式記録ではありません。

観光政策の取り組みについてお伺いいたします。我々の住む町は、私が改めて説明するまでもなく木材で財をなした町であり、かつては東洋一とまで名の知れた誇れる文化を有しております。市民誰もが木材に愛着を持ち、木造の建築物からは癒しを感じられるほど、我々の生活にはなじみの深いものではないのでしょうか。二ツ井町では金具に頼らず、木材同士のはめ合わせによる木組み工法も受け継がれており、全国に誇れる文化の一つでもあります。
 他方、林野庁による木材需要量(用材)の推移データを拝見いたしますと、昭和48年をピークに需用の減少が続き、特に製材用材の減り方が著しいものとなっております。確かに、木材全体の利用の場は減少してきてはいるのですが、例えば身近な例をとりますと秋田空港内では見事に木材を利活用し、モダンな内壁や内装を堪能することができております。今後は、木材業界にもイノベーションが起こるのではないかと期待しつつも、今後は本市においても新庁舎への内外装一部採用であったり、道の駅二ツ井にもふんだんに利活用していただき、ぜひその技術や文化を存分にアピールしていただきたいと思っております。
 さてそのような中、本市では町なかを含め、木都を感じられるような景観や場面が少ないように見受けられますが、それらに関連いたしまして次の事項をお伺いいたします。
 1、木都という文化・冠を生かし、景観に配慮された事業の取り組み状況についてお伺いいたします。
 2、ことし4月より、指定管理者制度を採用し運営されている旧料亭金勇ですが、現在の利用状況と今後の観光戦略についてお伺いいたします。
 3、木都の分野だけではなく、市全体の観光対策として今現在動画や映像を活用した観光PRはどの程度実施されているのか、現況をお伺いいたします。

観光政策の取り組みについてのうち、木都を生かした景観に配慮された事業の取り組み状況についてでありますが、現在、市の木材関係事業としては、秋田スギの温もり補助事業、能代街なか商店街景観改修補助金があります。秋田スギの温もり補助事業は、木材製品の地産地消の推進と木に親しめるまちづくりを図るため、平成16年度から住宅建築時に秋田スギを利用した場合の材料費の一部を補助しており、当初は住宅の内装材のみを対象にしておりましたが、18年度からは外装材、21年度からは外塀を対象に加えながら実施しております。利用実績としては、実施当初の平成16年度は32件、19年度は52件まで増加しましたが、その後は減少傾向となり、25年度は35件となっております。木都としての景観形成を図り、市民が木と親しめるよう内装材と外装材の併用による補助金額の増加等、利便性向上につながる方策を検討し、利用の拡大を図ってまいりたいと考えております。
 また、能代街なか商店街景観改修補助金は平成24年度から実施しており、24年度は27件、25年度は7件で木質化への改修が増加しない傾向にあります。老朽化により景観を損ねている建物につきましては、経営不振や後継者不足、廃業して空き店舗となっている等、設備投資にまで至らない事情を抱えている場合がありますが、事業の活用に向けた周知に努めてまいります。
 次に、旧料亭金勇の利用状況と今後の観光戦略はのうち、利用状況についてでありますが、4月から11月までの入館者数は1万8560人となっており、指定管理者選定時においては月1,000人、年間1万2000人の入館者を目標にしておりましたので、目標以上の入館者数となっております。その主な要因といたしましては、5月に開催された第69期本因坊戦や10月からの国民文化祭能代市独自事業のほか、指定管理者である柳町商店街振興組合の自主事業等が考えられます。
 今後の金勇の観光戦略についてでありますが、老朽化した設備の更新に取り組み利用しやすい施設にすることや事業効果が大きいと考えられる本因坊戦の再誘致を目指したいと考えております。
 また、木都の栄華を今に伝える貴重な歴史的建造物として保存継承し、次世代の若者にもその価値を理解していただき引き継いでいくとともに、中心市街地の核として地元商店街と共存共栄できるような戦略を検討してまいりたいと考えております。
 次に、動画や映像を生かした観光PRの実施状況はについてでありますが、本市では昨年度観光PR用DVDを作成し、ホームページで公開するとともに県外での物産展等で放映しているほか、民放のあきたふるさと手づくりCM大賞に出品した映像や美しいきみまち阪の四季の映像にのせた恋文の朗読きみまち阪の四季~天国のあなたへ~の動画をホームページで公開しております。
 また、物産や食等の紹介には視覚が重要と考えておりますので写真を使用しております。情報は文字より写真、写真より動画のほうが視覚的効果が高くイメージしやすいことから、今後も動画や映像を生かした観光PRに努めてまいりたいと考えております。

御答弁の中で、秋田スギの温もり事業等々実施されているとの御回答でしたが、前段の質問内容でもお伝えしたとおり能代において余り木都を感じられる風景がないような感じも見受けられます。
 例えばお隣山形県、御存じの方もいらっしゃるとは思うのですが金山町、ここでは百年の計、中長期で取り組まれている事業がございまして、ここでは町並みの景観を統一して地域を訪れた方に印象づけようという中長期の事業が実施されています。具体的に言いますと外壁を統一させたり、統一にかかる補修に関しまして補助金を出したり、そういった施策をされているようなのですが、木都としてぜひそういった中長期で訪れた誰もが、ああ、木都に来たのだなとわかるような、そんな風景づくりも今後検討されてはいかがかなと思いますが、市長のお考えを伺います。
 続きまして、2の2、金勇の利用状況についてですが、想定されていた以上に利用客がいらっしゃるということで、ほっとした反面、今後はさらにこの波に乗って後押しが必要であるなとも感じております。現状は、主に観光客に対しまして旧料亭金勇を御案内している状況が多いとは思うのですが、例えば私は結構よく金勇を利用させていただいています。どういった利用の仕方かと言いますと、実は打ち合わせで利用しているのですね。ビジネス利用させていただいております。市外の方が能代にいらっしゃったときに、ぜひ能代を感じていただきたいということで金勇のお部屋を借りまして、そこで仕事の打ち合わせをする。こういった使い方をしているのですが、意外と評判がよくて、いらっしゃった方が能代にこんな所があるのですよというふうにSNS等を利用して口コミを広げていただいており、そういった広がり方もぜひ視野に入れていただきたいなと思っています。ぜひ市当局といたしましても、もちろん会議や打ち合わせの規模にもよるとは思うのですが、小さな会議や打ち合わせでしたらぜひ金勇を積極的に利用していただいて市外の方にもビジネス観光というそういった言い方が適当かはわかりませんが、そういった利用でぜひPRにつなげていただければと思います。こちらに関しましても、市長のお考えを伺います。

木都を生かした景観に配慮された事業の取り組みということで、金山町のお話がありました。実は、これを実施したのは私の友人の岸 宏一さんなのです。ですから、中身についてもよく知っていますし、何度も行ってきました。ただ一つちょっと違うのは、御承知のとおりあそこは白壁でもって、非常に景観に配慮して町並みづくり100年運動という形でやっているのですね。ですから、非常にインセンティブが働くところがあります。それともう一つは、私どもの場合ちょっとそういう白壁というような見た目については、木を使うということに御理解いただいておっても、最近の若い人の傾向として料金の問題もあるものですから、なかなかそういう木造の建物ということよりも木を活用した様式の自宅というほうに今多くいっていると思うのですね。そういうことも考えてみると金山町のような形ではなかなか進められないかもしれませんが、でも木都能代として私よく言うのですが、木使いは気遣い。きづかいというのは、木を使うことは心の気遣いにつながるということで、よくそういう話をさせていただくのですが、やはり木都能代として町の中を歩けば、そういう木が見えてくる、それから住宅もそういう木造の住宅に入ることによって、小学校だとか中学校、学校を木造にしているのは健康等の面で、いろいろ考えてやっているわけですから、木が目につくようなまちづくりというものを考えて今までもやってきたつもりでありますけれども、ぜひともそれ以上に進めていきたいと思っております。
 それから、旧料亭金勇の活用の仕方ということで、会議に利用してもらいたいという話がありましたが、これはどのような形でも利用できますし、それから我々もできる限り金勇を活用できる会議は金勇でやっています。今議員から御指摘のありましたように、県外から来るような人が入るような会議につきましては金勇の宣伝ということもありますので、ぜひともそういう機会を多くしていきたいと思います。

金勇の観光戦略に関しまして、再質問させていただきます。木都の観光絡みで井坂記念館、皆さん御存じだと思うのですが、こちらも木都の観光戦略に欠かせないものだと思っています。ただ、今営業時間等いろいろな課題はあるものなのですけれども、ぜひ金勇と井坂直幹氏を担ぐわけではないのですけれども、ぜひ記念館も公認の観光コースとして設定していただき、例えば金勇から井坂記念館まで何か木都らしい整備を進めてもおもしろいと思うのですね。ぜひ、そういった施策も御検討してはいかがかということで、市長のお考えをお伺いいたします。

井坂記念館ですけれども、御承知のとおり物は向うのほうの物でありますが、管理費につきましては教育委員会で出しています。井坂記念館の活用の仕方ということにつきましては、どういうふうに活用したらいいのか検討させていただきまして、それがうまく金勇とリンクして1つの観光としての活用方法ができるのかどうか。それをひとつ考えていきたいことと、それとあそこは委員会みたいなものがありますね。そういう委員会があるのですが、そこがどう考えているのか。例えば、そういう観光的に使うことに対して御理解いただいているかどうか。その辺の話もしていかなければいけないと思いますので、少し時間を貸していただければありがたいと思います。

プロフィール

佐藤ともかず

     

昭和53年1月31日 能代生まれ。41歳。河戸川在住。趣味は読書と温泉、弓道と民謡に興味あり。秋田高専を卒業後、国交省(旧建設省)に勤務。その後IT関連企業を経て2008年帰能。地域のIT力向上を目的にweb制作を主軸とした合同会社ゴーゴーウェブマーケットを設立。 2016年1月に代表を退き、現在は一般社団法人防災教育普及協会会員、公益社団法人秋田犬保存会会員として活動中。2019年9月より日本維新の会一般党員として入党。

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